出発点

2017年08月27日(日)

こんにちは、代表の大谷です。

オールA塾では、勉強が嫌いだ!というお子様を対象にして、アクティブ・ラーニングといわれる学習方法を取り入れています。その方法は、さまざまですが、根底にあるのは、そのお子様が勉強が楽しいと思えるよう講師が工夫するという発想です。自分が正しい、だから言うことを聞け。こういった姿勢ではなく、そこにいるお子様にあわせて、学習方法を変えていくこと。これがオールA塾の一番大事にしているものです。

 

私が、こうした学習方法を行うようになったきっかけは、別の塾さんで働いていた際に、親御様から「発想が豊かな子だから、自由に学ばせてほしい」といわれ、ある女の子を担当したときのことでした。そのこは本を読むのが好きで、江戸川乱歩などを読破しているような子でした。ただ、その子はちょっとだけ落ち着きがないところもあり、じっとしてお勉強をこなせるタイプのお子様ではありませんでした。はじめの授業で、テキストを市販のものにせず、昭和の小説にして、難しい語彙などを一緒に勉強しました。

授業が終わって、外にでたとき、その子が、お母様に「ほんとに楽しかったんだって!」とぴょんぴょんはねながら話しているのを見ました。その子のその姿を見たときが、自分の「出発点」だったと思っています。

 

学習塾は営利企業です。したがって、子どもが遊んでいるように見える、というのは、よからぬ噂につながり、塾の経営に影響すると考える人がいるのは仕方のないことだろうと今は思います。

やはり、別の塾さんで働いてた際に、「子どが遊んでいるように見えるのはよくない」、あるいは、「自己満足だ」といった批判を受けたこともあります。「生徒さんが楽しんで勉強できるように講師が工夫することは、ほんとうにいけないことなのか」、と当時は、悔しく思いました。その悔しさも私にとっての「出発点」になっていると思っています。

 

オールA塾で、一見すると、塾らしからぬ学習実践を取り入れているのは、「自己満足」のためではありません。

人は、生きている間学び続けます。

学ぶことは、生きることとほぼ同意義です。

学ぶことが楽しい、知ることが楽しい。子どものころにそう思えたお子様は、自分の人生そのものを肯定できるようになると信じています。

 

その生徒さんの話には後日談があります。

数年前、そのこは県立高校の受験をしました。

結果発表の日、「先生、見て!」といって、国語の答案を見せてくれました。

その答案には、 100点 の文字がありました。

自分がしてきたことは、決して「自己満足」などではなかった。

そのことを、生徒さん自身に証明してもらった、人生最高の瞬間でした。

 

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